70年代のジャマイカで彼が作り上げたラジオショウ<Dread At The Controls>のスタイルは革新的だった。 最新のアナログ盤やスペシャルを使ったその内容は、サウンドシステムの熱気を スタジオに持ち込むという斬新なもの。 このアルバムは、彼自身のレーベルで発売されたユニークでアイデア満載なダブ作品で、 ラジオ・ショウで培われた感覚がコラージュ的に構成された独自の世界観を作り上げている。 Clashとの活動等、パンクに与えた影響も強いと言われてるが、彼だけでなくこの時代のレゲエの 自由でラフな空気感は、当時のイギリスのパンクの中に、ある種の憧れとして内包されている。 録音はChannel One。