僕の憧れ『マイルス』の1974年の作品。エリントンの死を受けて演奏されたHe Loved Him Madlyをはじめとして、その密度は異常。Calypso Frelimoは僕の音楽人生に計り知れない影響を与えた１曲。10代にマイルスに憧れてトランッペットを買うも、即座に挫折・・・それゆえ更に憧れが強くなっているのかも？

これ爆音で聴いてみてください。いや、浴びてみてください（笑） 過去にジャズやクラシック音楽の経歴があるペイジ・ハミルトンのバンド。 NYのハードコアというと”軽い””ポップ”というイメージを持っていましたが、 このバンドは違います。 戦車で荒れ地を走りながら聴いてみたいです。

全ての楽器がそれぞれに抽象的なメロディやリズムを刻みながらも、全体では一つの流れるようなgrooveとして 美しく繊細にまとめあげられているように感じました。
個々の楽器の質感もはっきりと感じ取れるミキシングも素晴らしいし、彼女のヴォーカルもさりげなくて美しい。
この複雑な音楽をこんなにさりげなくシンプルに軽やかに聴こえるように演奏できるプレイヤー達と、 その演奏を美しい音像としてステレオに集約させるエンジニア、その両者の感性と技術に圧倒されました。

ルーマニアのDJトリオ、[a:rpia:r]のPedroことPetre Inspirescuがオーケストラ・アンサンブル編成で手掛けたクラシック・ミーツ・エレクトロニクスの一大叙情詩。Pădurea De Aur＝黄金の森をテーマに書かれた4つのピースとそのヴァリエーション。同タイトルのCDと2LPで内容はまったく異なっていますが、とりわけ弦楽器／木管とモジュラー・シンセの精緻な律動を有機的に溶け合わせた2LP盤の内容は衝撃的。現象として「ただ、そこにある」音楽。

be chosen系の新レーベルneostrictlyの1番、ルーマニアの新人Traian Chereches & Matei Tulbureによる作品。
ルーマニア勢の作品に共通して感じことでもあるんですが、このレコードにも太いボトムと生き物のようなうねりがあります。ねっとりと水分のある質感がフロアで重宝しそう。
A-1「Opozitie」は13分のボリューム。インナースリーブに記載のurlからボーナストラックがダウンロードできるというおまけ付き。

毎年いつもの
いつも通りで
いつもの所から
リリースされた、
ポップなアンビエントアルバム。